スロット・スロット陳列・スロット展開

スロットと言えばゲームなどを想像することも多いですが、スーパーマーケットにおけるスロットは別の意味を持つものとなります。

スロットについて

スロットは、スーパーマーケットにおける一般的な用語です。

スロットとは、主通路に面していない2つ以上の棚などの什器を並べている状態（ライン状）のことを意味します。主にスーパーマーケットの主通路に面していない内側の並んでいる棚のことです。

エンドに対してスロットということが多くなっています。

上記の図のようにエンドとエンドの間にある部分のことを意味します。

主に金属（スチール製）で比較的重さがあるように作られています。

スロット陳列とはスロットに商品を陳列することです。しかしスーパーマーケット（会社）においては拡大解釈をして別の意味合いにしている場合もあります。

例えば上記のようにスロットは棚がいくつかありますが、棚を外して商品を大量に陳列することをスロット陳列と言うことがあります。

エンドを他の商品で使っていて、展開する場所がない場合などに一部商品を縮小したりしてでも大量に陳列したい場合に行います。

ただし「棚を外して商品を大量に陳列する意味合いのスロット展開」は作業量が多い割に（売上としての）効率性が悪く、更に普段取り扱っている商品がどこにいったのか、普段から買物をされているお客さんが商品の場所がわからなくなったりと、デメリットの方が多いためよほどの理由がない限りは行わない方が良いでしょう。

そのためにエンドや平台、ダンプなどがある訳ですから。

主に店舗面積が小さくて商品を並べる場所がないようなスーパーマーケットや、商品の入れ替えで一次的に棚が空いてしまう場合には良い手段となります。

スロット展開とは、商品をどこに置くのか（どこでセールスするのか）・どこで展開するのか？となった時にスロットに商品を置くことを意味します。

例えば「エンド展開」はエンドに商品を置くこと、「平台展開」は平台に商品を置くことになります。

一般的ではありませんが、スーパーマーケットでスロットという言葉を使う他の事例も紹介します。

スロットは「定番棚」と呼ばれることがあります。定番商品（普段から普通においてある商品）を置くことが前提で使われることが多いためです。

そこから定番商品のこととほぼ同義として「スロット商品」という場合が一部のスーパーマーケットで存在しています。

なおスロット商品の多くは、ステープル商品というくくりになっています。

スロットを構成する什器（棚や平台、ダンプなどの主に展示用の備品・設備）のことをスロット什器と呼ぶことがあります。対比的にエンドを構成する什器のことを「エンド什器」ということがあります。

以上、スロットについてでした。