スーパーマーケットで絶対に必要とも言えるのがレジ担当です。レジの仕事内容が変化しつつありますが、なくなることは無い仕事と言えます。
食品レジ・レジ担当の仕事内容
社員・パート・アルバイトによって仕事内容は変わりますが、一般的な社員とパート・アルバイトの仕事内容を紹介します。
なお食品レジでの仕事内容になるので、非食品の仕事内容とは異なります。
レジなんて、ただレジを打ってるだけじゃないの?と思うかもしれませんが違います。
社員の仕事内容

レジ業務だけと思われがちですが、レジにもいろいろな業務があります。
- シフト(勤務表)の作成
- レジ稼働計画書の作成(月間・週間・日別)
- 食品全体・店全体で行われる会議への出席
- 新人レジ担当者の教育
- レジ資材の発注
- お客さん対応(接客含む)
- クレーム処理
- レジ業務(両替含む)
- レジ精算業務
- 清掃業務(サッカー台含む)
レジ担当者は1日2~3時間からでも募集していることがあり、パート・アルバイトが最も多い部署のため、シフト(勤務表)の作成は非常に大変です。一部の会社でAI等を使い自動化しているところもありますが、実際には穴だらけで使えない場合もあり、最終的には人の確認はまだまだ必要です。
レジ稼働計画書とは、例えばレジが1番から10番まであった場合、どのレジを何時から何時まで動かすか、混み合うレジのことも考えて計画を立てることです。
レジ稼働計画をしっかりと組んでない店は、レジに長蛇の列が発生しやすくなりますが、本当にレジ稼働計画をしっかり立てられる人だと長蛇の列になりにくくなります。
このあたり本当に熟練のレジ担当社員だと非常に上手く計画を立てます。
レジ資材はレジ袋だけでなく、ドライアイスの発注もあります。
レジの精算業務は1日1回という訳ではなく、売上が大きい店舗だと1台のレジで1日2~3回行うということもあります。
清掃業務の「サッカー台」とはお客さんが購入した商品を袋に入れる場所のことです。また水が漏れそうなものを入れる巻かれたビニール袋の補充・発注もレジ担当者が行うのが一般的です。
パート・アルバイトの仕事内容
パートの仕事内容は、スーパーマーケット(会社)によりかなり異なります。
中規模のスーパーマーケットだとレジを担当する社員が1人のみということは普通にあり、社員の代行として実質的に社員と同じ内容の仕事を求められることがあります。
- レジ稼働計画書の作成(週間・日別)
- 食品全体・店全体で行われる会議への出席(社員不在時)
- 新人レジ担当者の教育
- レジ資材の発注
- お客さん対応(接客含む)
- クレーム処理
- レジ業務(両替含む)
- レジ精算業務
- 清掃業務(サッカー台含む)
店舗によって加わるレジ担当者業務

主にSSM・SMのみの店舗であることが多いですが、サービスカウンターもレジ担当者が担当している場合があります。
サービスカウンターの業務は多岐にわたります。
- 配達の受付
- 両替(一部)
- 金券・ギフトカードの販売
- ギフト品の販売・包装
- 熨斗を書く(印刷の場合もあり)
- 包装資材等の発注
大型店の場合は、サービスカウンターはサービスカウンターのみの担当者がいる場合もあります。
レジ担当という仕事の将来性や店での貢献度
レジ担当という仕事の将来性や店での貢献度をチャート図にしてみました。
レジ担当の出世度
レジ担当に配属された場合、今後の出世にどれぐらい影響するか?と言えばほぼ影響はありません。
ほぼというのは、進む方向性が広くないからです。
商品を直接扱う部署では無いため、商品部や営業関係の部署へ移動になる確率はかなり少ないです。
反面、レジ教育がしっかり行えているということであれば人事部へ異動したりすることが考えられます。またお客さんと一番接点を持つということで、カスタマーサポート関連の部署への異動もあります。
店長になることも可能ですが、その場合は各売場の勉強は売場担当者よりもしないと難しいという部分はあります。
レジ担当の転職有望度
セルフレジやウォークスルー決済の普及によりレジの人員は今後ある程度は削減されていくかもしれませんが、完全になくすことは不可能です。
最低限、セルフレジがわからない人のフォローや、ウォークスルー決済のわからない人のフォローは必要です。
今の高齢者がいなくなれば、IT機器に慣れ親しんだ人が主流になってセルフレジやウォークスルー決済だけに出来るという人もいますが、仮に今30代・40代の人でも80代になる頃には認知機能が低下してくるため、全員が使えるということはありえません。
またレジがうまい人の需要はかなり高く、パートでも構わないのであればかなりの田舎で無い限りは比較的すぐに仕事につけます。
(かなりの田舎とは、スーパーマーケットまで30km以上とか50km以上というようなところ・北海道では普通にあり)
レジ担当の大変さ
何を持って大変と見るか?ということもありますが、生鮮4部門(農産・水産・畜産・惣菜)に比べれば匂いがついたりしない分、大変では無いと言えます。
ただし常にお客さんの相手、途切れないレジのお客さんの対応ということは、ストレスもかなりありますし、ストレス耐性が無い人には生鮮4部門以上にキツい仕事です。
そのため、スーパーマーケットによっては30~90分に1度の休憩を必ず入れるようにしているところもあります。
レジ担当の面白さ
何に面白さを見出すか?ということにもよりますが、お客さんと接することが好きな人なら面白いと思うかもしれません。
またレジの速さ、包装の速さに面白さを見出す人もいます。
レジの売上
レジはそもそも売上を直接作る部署ではないので、基本的に売上はほぼありません。ほぼというのは最近はレジ袋の販売やドライアイスなどの販売もあるので、多少の売上はあります。
それらはほぼ原価での販売のため、売上による貢献とは異なります。
ただしレジがなければ、そもそも売上が発生しないため店の売上に最も貢献している部署という考え方もあります。
レジの粗利
売上同様、レジでは粗利そのものがほぼありません。しかし売上同様レジがなければ、そもそも売上が発生しないため店の売上に最も貢献している部署という考え方もあります。
レジの人件費
レジは最も人件費がかかる部署です。しかしこれは必要経費です。
もちろん少しでもレジの人件費を減らしたいということで、セルフレジやウォークスルー決済を導入するスーパーマーケットは増えていますが、導入にかかるコストや実際にはお客さんの対応が増えただけで、実質的には削減に至らないというケースもあります。
なお食品のレジ担当は、水産・惣菜(デリカ)売場についで時給が高い場合が多いです。それだけ大変であり、人員の確保が課題になっているからです。
レジ担当に関する補足事項やQ&A
上記で説明してきたこと以外でレジ担当に関する疑問点に思うであろうことや補足事項です。
- Qレジのパートに応募しようと思っているけど、出来るのか不安
- A
基本的にはほとんどの人はレジの仕事は出来ます。ただしストレス耐性が本当に無い人だと難しいです。人と話せないとなると無理です。
- Qレジの仕事なんて誰でも出来るものでキャリアなんて積めないのでは?
- A
レジの仕事は確かにほとんどの人に出来る仕事ですが、誰にでも続けられるものではありません。何より出来るのと続けられるのは全く意味合いが異なります。
またレジのスキルだけでなくレジを通じて接客の技術も向上します。
以前、日配を担当していた時にレジ担当者から「○○が今日は特に売れているけど何かした?」と聞かれたことがあります。この時、売場を工夫して売り込んでいたのですが優秀なレジ担当者は何が売れているのか覚えています。雨の日だから売れるモノ・売れないモノ、暑いから売れるモノ、売れないモノを把握しています。
そういうことでマーケティングに関する知識を磨くレジ担当者もいます。お客さんと話すことが多いので田舎だと「明日から田植えが始まるからサンドイッチとかペットボトルとか売れるよ」という地域情報を教えてくれます。こういう情報の積み重ねを知ることでマーケティングの知識は磨かれていきます。
- Q立ちっぱなしの仕事なのできつくない?喉も乾きそう
- A
以前はレジ担当者はずっと立っているもの、レジにいる間は飲み物なんて飲んではいけないというのが一般的でしたが、徐々に変わってきています。
最近はレジ担当者が座ってレジが出来るようにしている店舗も徐々に出てきていますし、お客さんが途切れた時に何か飲むことをOKとしているスーパーマーケットも増えてきています。
前時代的なレジを今も強いるスーパーマーケットなら早く他のスーパーマーケットへ転職することをおすすめします。
- Q食品レジと食品以外のレジで時給に差があるのはなぜ?
- A
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品レジと食品以外のレジでは時給に差をつけている場合があります。これはそれだけ食品レジが大変だからです。
食品以外のレジだと稀に暇すぎて逆に辛いというレジ担当者さえいますが、これはレジを任せている売場の責任者の職務怠慢です。
- Qクレームとか大変では?
- A
たまに非常にたちの悪いクレーマーはいますが、そういう場合の対応は基本的に社員の仕事です。食品レジなら基本的にはレジ担当の社員もしくは食品売場の責任者が対応します。
もし見てみぬフリをする社員しかしないスーパーマーケットならサッサと転職しましょう!
コメント